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今回はちょっと新潟県シリーズをお休みして四国は愛媛県松山市にある水口酒造株式会社さんが造る日本酒"道後蔵酒"の純米吟醸酒バージョンをご紹介します。 四国のお酒は初めてで、どんな系統なのか楽しみです。 これは娘のaiちゃんが、"うどん"を食べる為だけに連休を取って四国(香川県)旅行をする前に、気分を盛り上げる為阿倍野ハルカスで開催された四国フェアで購入したお酒です。 我が娘ながらそのアクティブさには敬服致します。 こちらの水口酒造株式会社さんの特徴は、創業120年のお酒造りの技を受け継ぎながらも、新技術、冷水をタンク回りに循環させもろみの温度管理、制御を行うジャケット式仕込みタンクを設置していると云う事でしょう。 伝統の三段仕込みの踊り行程において酵母に急激な環境の変化を与え過ぎない様にし、発酵が順調に進むべく工夫された円錐形のタンクで、外気温に左右されない醪管理を行うことが出来る、故に高品質の清酒が出来上がると、こう云った寸法になっております。 このちょっとした工夫って結構大事なんでしょうね(偉そうに云ってます)。 と云う事でこの純米吟醸酒"道後蔵酒"を頂きます。 グラスに注ぐとほのかな吟醸香、そして口に含むと"ぴりっ"と辛口、酸味も甘味も一切なし! 口に含んでいる間だけ、辛さの中でお米の旨みが感じられますが、その後は"ズバッ"と切れます(笑)。何のお米か考える暇もなく切れます。 因みに使っているお米は「しずく媛」と云い愛媛県特産の酒米です。 日本酒度は「+5」ですが、この"口の中の全てを刺激する様な辛さ"はどこから来るんでしょうね。 仕込み水は西日本最高峰の石鎚山、高縄山系の伏流水を使用しているとありますが、特に硬水と云う感じではなく適度なミネラル分が含まれているので、むしろまろやかでやさしい味わいになるとの事。 まぁ、素性は良くどんどんお酒が進んで行きますから、その点は飲兵衛としては何の問題もありませんが。 結論、四国のお酒は辛いのだ(と云うかまた飲みたいです)。 こちらの酒蔵さんは実に色々なお酒を手掛けておられており、その中でも道後ビールは有名で皆さんも一度は耳にした事があると思います。 他にも調べて見るとちょっと気になったのが瀬戸内の銀鱗(ぎんりん)煮干し焼酎と云うもの。 よく色んな野菜を使った焼酎はありますが、この焼酎はその名の通り煮干しを使っております。 吟醸クラスの酒粕を使った所謂粕取焼酎をベースに松山農林水産物ブランド認定品である瀬戸内の銀鱗煮干しを漬け込んである・・・のでしょうね。 そら豆の香りがするとありますので、同蔵のそら豆焼酎の系統かも判りませんが、いずれにしてもどんなお味がするのか、機会があれば是非一度は飲んで見たいものであります。 使用カメラiPhone6s、2017.09.04、aiちゃん撮影。 |
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