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今回は静岡県は志太郡岡部町にある初亀醸造株式会社さんが造る日本酒ブランド"初亀"の粋囲シリーズの特別純米酒ですが、初亀醸造株式会社さんのレギュラー商品に見当たらないなと調べておりましたら、蔵直ワイン専門店"ヴィノスやまざき"さんが「静岡地酒らしい"すっきり"とした飲み口で美味しいお酒を造りたい」と初亀醸造株式会社さんと共同開発したオリジナル商品でした。 因みに"粋囲(いきがこい)"は「粋な気持ちで特別に醸したお酒」と云うのが名前の由来だとか。 先日、娘のaiちゃんが東京へ遊びに行った折、品川駅のショッピング・モールで適当な物を選んで買ったもの。 本人は関東のお酒として買ったらしいのですが、よく見ると"静岡県"産と記してありました。 でも飲兵衛は、どんなお酒でも有り難く頂きますよ、と舐めて掛かっておりましたが・・・。 こちらの初亀醸造株式会社さん、創業は寛永12年(1636年)、明治初年(1868年)に現在の岡部町に移り現在も美味しいお酒を造っておられます。 因みに岡部町は"東海道五十三次"の宿場として栄えた町で、清酒"初亀"はそんな旅人の体と心を癒す酒として親しまれて来ましたそうです。 「初日のように輝き、亀のように末長く栄える」事を願って命名された"初亀醸造"さんは、歴史ある老舗蔵元ですが「酒は造るのではなく、生まれるまで育てるもの」の精神のもと、色々な事にもチャレンジし続けている酒蔵さんでもあるそうです。 と云う事で、うっすら黄金色の特別純米酒"初亀 粋囲"、吟醸香?の様ないい香りのお酒を一口飲むと"とろり"とした口当たりで、口の中と云うより舌先辺りで感じる甘みとキレのある酸味。 それにしてもいい感じの含み香です。 スッキリと飲めるフレッシュ感たっぷりのお酒ですが、この感じどこかで飲んだ様なと思ったら・・・ワインでした。 流石は蔵直ワイン専門店"ヴィノスやまざき"さん監修ですな。 そしてこのこのいい感じの含み香の正体は「NEW-5」と云う吟醸酒に良く使われる酵母ちゃんだって。 もう一度云います。このお酒は特別純米酒です。 さらに"舌先で感じる甘みと酸味"は静岡県産の「誉富士」と云う酒米の味でした。 「山田錦」系とはまた違った甘みとワインの様な香りの特別純米酒"初亀 粋囲"、いやあ、参りました。 数々のチャレンジを続けてきた革新的蔵元でもある初亀醸造株式会社さんは、全国の蔵元に先駆けて昭和52年に日本で一番高額な酒として当時の小売価格1万円の"亀"の発売に踏み切り、全国の蔵元の驚きをかった蔵だとか。 そして今も、高級地酒の代名詞でもある"亀"シリーズは入手困難な逸品として知れ渡っています。 なるほど、"獺祭"人気も目じゃないってか! 使用カメラiPhone6s、aiちゃん撮影(ラベルの色が薄くて苦労しましたと)。 |
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