"三連星 番外編 V"
遂にあのお酒が登場!
今回は滋賀県甲賀市の美冨久酒造株式会社さんが造る日本酒ブランド"三連星"の番外編V
北海道の酒米「彗星」を100%使った純米大吟醸酒の無濾過生原酒で"彗星"が乗ったシリーズのラストを飾ります。
このお酒を久々に衝動買いしてしまいました(笑)。

何故このお酒を衝動買いしてしまったか、それはこのお酒の販売告知のブログを見てしまったから。
そのブログには「番外編Vはこのモビル・スーツをイメージして醸しました」との記事と共に"百式"の(模型?)の写真のみアップされておりました。
酒蔵さんのお酒のページであるにも拘らずモビル・スーツの写真のみをアップする、それだけでも凄い事ですが四代目さんの肝入りで醸されたこのお酒の完成度が思いの外高く、ならばと実機?同様に金ピカのラベルにされたとか(因みにこの金ピカラベル、通常のラベルより3倍高いらしい)。
まあ、こちらの四代目さん含む蔵人三連星さん達が私達と同じ世代なだけなのですが、その感性をこの日本酒の世界に持ち込んだ事に素直に敬意を表し、そして金ピカラベルに惚れ込んだ私は即刻購入した次第でありました。
金ピカラベルのお酒なんてそうそう無いでしょうし(探せば在るかも知れませんが)、このラベルの金ピカ具合を判って頂けたら、それだけで私は満足です。
まあ、蔵人三連星さん達としてはここまで辿り着くには色々あったでしょうが、日本酒の世界を(主にその筋の人達だけでしょうが)広げた事は確かです。
なのでこの面白さが判ってくれるM氏に押し付けるべく「楽天(いとう酒店)」のボタンをクリックした時の本命がこのお酒と云う事でした。

こちらの美冨久酒造株式会社さんの若手社員蔵人三連星さんが立ち上げた"三連星"と云うブランドの番外編、"彗星"バージョンの第3段(ラスト)は、あのアニメのあの人がZ時代に乗っていたモビル・スーツ、MSN-00100"百式"をイメージして醸されております。
あの"一年戦争"から7年後、エゥーゴモビル・スーツとして開発されたこいつは、対ビーム用である金ピカのプラスチック・コーティングで有名ですね(アニメで金色の彩色は当時は珍しかった様です)。
その他の特徴としては、そのコーティングにより100年は持つとか、高性能な多数のスラスターを搭載し優れた機動性を発揮するとか等々・・・。

と云う事で純米大吟醸無濾過生原酒"三連星 番外編V"、結婚式続きのお目出度い流れで頂きます。
「百式、呑む!」
金ピカラベルは限りなく華やかで大吟醸酒に相応しい限りであります。
そして華やか系"らしく控え目ながら魅惑的な吟醸香のお酒を口の中に放り込みます。
微かな微炭酸に"酸味の効いた、しかし強い甘味"が口の中に溢れます。これは勿論「彗星」の甘味であり旨味であります。そしてこの魅惑的な吟醸の含み香は協会一八○一号のもの。
因みにこの酵母は吟醸の高い香りを出す酵母として全国の酒蔵さんがこぞって使用し、金賞を受賞するそうです。
ますますもって金ピカラベルのお酒に相応しい、フレッシュ感たっぷりのキラキラ輝く大吟醸であります。
この酸味掛かったやや強めの「彗星」の甘味は、しかしくどくなくキレが良いと云うのも、正にスラスター性能の高い"百式"そのまんま。
実機?は100年持つそうですが、こいつは3日で無くなりました。
ともすれば強めの甘さがネックになるかも知れませんが、ここまで来ると好みの問題ですね。
彗星」を100%使った大吟醸酒として1つの完成を見たと云う事で、私はいいと思います。

先日(2017.04.29)"Zepp Namba"で行われた毎年恒例の"愛酒でいと"なるイベント、小さなホールを借り切って全国の23の酒蔵さんが出店し、そのお酒にあった食べ物と共に呑みまくり騒ぎまくると云う催しが開催されました。
入場料は兎も角、こちらの酒蔵さんも参加されると聞いていたので、もしやと思いましたがやっぱり・・・赤い彗星は来るわ、ギレンは来るわ、マチルダさんがお酌してくれるブース前には行列が出来るわと大盛況だった様です(笑)。

使用カメラiPhone6s、2017.06.15、aiちゃん撮影。
 
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