"延寿千年"
京都府招徳酒造株式会社さんが造る日本酒"招徳"の純米大吟醸酒バージョンの延寿千年
ネーミングがお目出たいので祝い酒の様ですが、ちゃんとしたレギュラー商品です。
勿論お正月等の祝い酒用としても申し分ない位完成度の高いお酒でもあります。

昨年末、娘がお友達と京都旅行へ行った折、たまたま酒蔵の前を通りかかり思わず飛び込んで買ってきてくれたものです。

こちらの招徳酒造株式会社さんは、今では珍しくありませんが、女性の杜氏さん(大塚さん)がお酒の仕込みから製品化迄携わっておられる事です。と云う事で商品のカラーからお酒の味まで、誠に女性らしさが充分に出ていて、とても心和ませてくれます。
その一方では、京都産の酒米「」を使ったお酒も開発する等、現代の酒蔵としても頑張っておられます。

と云う事でこの純米大吟醸酒"招徳 延寿千年"、香りは控え目、そして一口、口に含んでみると、純米の証でもある吟醸香と共にシャープというか僅かに酸味を帯びた爽やかな味が口一杯に広がります。流石は女性杜氏さんの仕込んだお酒だけあって華やかと云う言葉がぴったりですね。
それにしてもこの爽やかな味は一体、と思って調べてみると「香露」と云う京都独自の京都酵母のなせる技だとか。
更に味わっていくと、飲んだ後には鼻に抜ける、まるで樽酒の木の香りの様な、どこか懐かしい香りが感じられます。これは生もと造りもされている招徳酒造株式会社さんの酒蔵の中に住み着いている乳酸菌の味だなんて、なんて楽しいお酒なんでしょう。
これだけでも充分美味なお酒ですが、肴は和食系で頂くと、お酒の角がとれて更に美味しさはアップします。
因みに私は鰤のお刺身で頂きましたが、口に含んだ瞬間から、余りの美味しさに悶絶してしまいました。

尚、こちらの招徳酒造株式会社さんは、女性杜氏、大塚さんデザインの"四季の純米吟醸"シリーズも出しておられ、これが又何とも女の子の心をワシづかみにする位の可愛いいボトルなんです。
今迄の日本酒の概念を覆す様な新感覚の日本酒、皆さんも良かったら是非買ってみては如何ですかな。

使用カメラiPhone6s、2016.03.02、aiちゃん撮影。
 
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