"しぼりたて 福寿"
これは兵庫県株式会社神戸酒心館さんが造る有名な日本酒(ブランド)福寿の季節限定商品、名前もそのまま"福寿"で"しぼりたて"と云うサブ・ネームの付いている新酒生酒720ml入りです。

今年の女房のバス・ツアーは神戸方面(元町から有馬)、特に最初に寄る所がこちらの株式会社神戸酒心館さんと云う事で娘のaiちゃん共々喜び勇んで出掛けて行きました。
勿論、女房はこちらの酒蔵さんで試飲&お土産を漁っている間に、aiちゃんは隣の株式会社安福又四郎商店さんで"大黒正宗"、そして裏の泉酒造株式会社さんで"仙介 おりがらみ"を購入すると云う大胆な作戦を遂行してくれました(それぞれの詳細は後日)。
これはその時株式会社神戸酒心館さんの生酒に拘った女房がチョイスしたものであります。

最近では、酒蔵さんは各地域での観光スポットにもなっている様で、こちらの株式会社神戸酒心館さんも今回のバス・ツアーの目的地の1つになっておりました。
そう云えば大阪は藤井寺の藤本雅一酒造醸さんも、よくハイキング・コースのチェック・ポイントに指定されていたりと、酒蔵さんのこう云った使われ方もあるんですよね。
確かに最近の酒蔵さんは、設備も充実して来ており、誠に心癒される空間になっている処が多いですから。

と云う事でこの"しぼりたて 福寿"、一口で云うと何とも"クリアーでフレッシュでフルーティー"な味のお酒でした。因みにどんなフルーツかと云うと果実のびわ、或いはマンダリン(オレンジ?)の様な味だとか(う〜ん、云われて見ると・・・)。
アルコール度数17%は、最近原酒ばかり飲んでいた為抵抗なくスッと入って行く感じで、全体的には控え目(香りも控え目)で甘口の印象ですが、一応辛口らしいです。
と云う事はキレもありそうですが、後口には僅かな苦味(「山田錦」のコク)が微かに感じられます。
最も、これらの味もかなり注意深く舌先に意識を集中させてようやく判るかどうかのレベルですが・・・。
こんな繊細で"おしとやか"なお酒の中には、しかしまだ何か隠されているのではと色々飲み方を変え、最後に口一杯にこのお酒を含んで見ると、何と!上記の様な味を、香りと共にしっかりと一度に味わう事が出来ました。
成る程、フレッシュな生酒等の繊細なお酒は口の中全てを使って味わう方法もあるのだと納得。
尚、開栓してから暫くすると熟成が進んだらしく「山田錦」のコクが際立って、繊細な味に奥行きが出て来たとか。最もその時は歯科治療の為味わう事が出来ませんでしたが・・・。

今回の旅行前に色々株式会社神戸酒心館さんのホームページを調べて見ましたが、一年前にチェックした時のものと大きく変わっていたのに驚かされました。
サービス内容もかなり良くなっており、それに伴いホームページも充実しと、ここ最近の進歩の速さに着いていけない感じです。(嬉しい悲鳴)
そう云えば近年、心なしか各地域の酒蔵さんのクオリティーが上がって来ている感じが致しますが、これは全国の酒蔵人気が再び出て来つつあるものだと私は勝手に解釈しております。
もしそれが本当だとすれば、それはお酒の関係諸氏だけでなく、飲兵衛にとっても大変良い事であります。
この緩やかな人気上昇は、これからもずっと続いていって欲しいものですね。

使用カメラiPhone6s、2017.02.19、aiちゃん撮影。
 
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