"天領盃"
やっと始める事が出来ました新潟地酒強化シリーズ、暫くは新潟県の地酒を重点的に呑んで見る事にします。
で初回は新潟県の佐渡島は佐渡市にある天領盃酒造株式会社さんが造った"天領盃"の辛口原酒は一応本醸造酒です。
これは佐渡島にある天領盃酒造株式会社さんが、はるばる海を渡って蔵に来て頂いたお客様に、労いの気持ちを込めて特別に(造り)振舞っているお酒だそうです。
なので勿論天領盃酒造株式会社さんのレギュラー商品のリストにはありません。
その特別なお酒を良縁あって(この云い方いいですね)新潟の道の駅"新潟ふるさと村"で特別に販売されているものなのであります。

そんな特別なお酒を、かなり前になりますが百貨店の北陸地方のフェスにaiちゃんが行った時に、出ていた新潟県のブースで見かけたのを買って来たものでした。
最も彼女は新聞紙に包まれたお酒に引っかかって購入したそうですが。

こちらの天領盃酒造株式会社さんのところの拘り!
1.日本国内に7台しかない特殊高性能の精米機による精米
2.蓋麹法の技術を反映させた最新の設備を導入した麹づくり
3.新型発酵タンクを使い三段仕込の技術を向上させた仕込み
これらの基本行程から生み出されるお酒は蔵元さん曰く、「おいしい酒は、飲んで旨く楽しい。ストレス解消、明日への力を生むもの!!」だそうです(同感です)。

早速、天領盃酒造株式会社さんの"天領盃"辛口原酒を頂いて見る事に。
グラスに注ぐとほのかな吟醸香、ホームページでは"薄っすらと色付き"とありましたがこいつは綺麗なクリヤーでちょっと残念?
一口飲むと、口一杯の甘味(と吟醸香)・・・の中にパシッと辛口の旨さが来ます。
確かにアルコール度数ちょいと高め(18%)ですがアルコール濃度から来る"ガツン"とはまた違う、口の中で1本ピシッと縦に線の入った様な感じの辛さ(イメージですよ、あくまでもイメージ)です。でも添加アルコールの味は感じられず、優しいお米の旨さ(甘さ)だけがしっかりと来ます。
と云う事は"スッキリ系"と思ったらコクもたっぷりで・・・このお米は何かなと思ったら「山田錦」も使っていると酒蔵の方が云ってましたとはaiちゃん談。
一通り呑んでから種明かし的に色々調べますとこのお酒、なんと天領盃酒造株式会社さんの処の大吟醸酒本醸造酒とのブレンド酒だったのでした。
成る程、大吟醸の吟醸香(とコク?)、本醸造の"スッキリ系"が楽しめたのにはそんなカラクリがあったとは(笑)。
他にも調べて見ますと、こちらの蔵の仕込み水は標高1000m超の金北山(きんぽくさん)から出る軟水を使用しているとか。そうです、軟水はお酒を優しい味にしてくれるんですね〜。
う〜ん、久しぶり(でもないか)にしっかりした造りのお酒、頂きました。
新潟県、バンザイ。

因みに佐渡島(さどしま)と書いて佐渡島(さどがしま)と読みます。佐渡ヶ島(さどがしま)と書かれているものも間違いではなく、読み間違いをしない様にとの優しさから「ヶ」を入れている様ですよ。
まぁそれは置いといて、新聞紙に包まれた中身の瓶ですが、何か特別なラベルでも貼ってあるのかとか、"当たり"が出てくるのかとか色々気になる所でしたが、飲み終わってから新聞紙を全部剥がしてみると!何の変哲もラベルも無い只の茶色いビンが出て参りました。
ですよね〜(笑)。

使用カメラSHARP AQUOS SERIE mini SHV31、H19.07.17、撮影。
 
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