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今回は大阪府の有限会社北庄司酒造店さんが造る日本酒"荘の郷 くみたて"です。 このお酒は"たれくちの酒"と云う二つ名を持つ生原酒で、"第一号記念"と云う但書き?も付いています。 これは平成28年度に仕込んだ、数あるお酒のタンクの中の一番最初のタンク(第一号タンク)から、搾った瞬間に蔵の人が手作業で瓶詰めした、正に"無濾過生原酒"のお酒であると云う事です。 でこいつはその720mlバージョンです。 そして勿論、限定品であります。 半年程前から超楽しみ(秋のお祭りは毎年11月23日の祝日に開催されるので大手を振って行く事が出来るのだ)にしていた有限会社北庄司酒造店さんの"酒蔵祭り"にM氏と共に参加し、そこでお正月のお酒として何本か買ったものです。 こちらの有限会社北庄司酒造店さんは"地域に愛される酒蔵"と云うモットー通り、毎月開催される"泉佐野酒蔵BBQ"や、毎年春と秋に開催される"酒蔵祭り"等、精力的に色んなイベントを開催されておられます。 特にこの"酒蔵祭り"は、地元のカルチャークラブの方々の発表会や、地元泉州の名立たる生産者さん、販売店さん、飲食店さん自慢の"泉州もん"の販売に、泉佐野市のイメージキャラクター「イヌナキン」- (あの"キン肉マン"<コミック「キン肉マン」(ゆでたまご)>の作者がデザインしたキャラ、なので筋肉質なのは想像し易いでしょう。気になる方は検索してね) -が登場したりと、美味しい物、楽しい物がごちゃ混ぜになったカオス状態のイベント、皆さんも是非一度足を運んで見て下さい。病み付きになる事必至です。 と云う事で、このたれくちの酒"くみたて"、グラスに注ぐと嬉しい色付き! 一口飲むと"やや強めの酸味と甘味"が広がり、微妙な微発泡が口の中のあちこちを刺激してくれます。そして惜しげもなく口の中の旨さがスパッと引いて行く様なキレの良さ。まさに典型的な"五百万石"の味ですね。でもそれが高い次元で完成されている感じ。 添加アルコールの感じも最初だけ、後はもともとのアルコールの強さもあって、ガツンとした跳ね返りもしっかり感じられる、ある意味いい所取りの美味しさが凝縮されたお酒です。 生酒なので多少の"味のぶれ"はありますが、大きく味が変化する事はなく、むしろ"酒蔵祭り"で(利き酒として)飲んだ時よりも美味しく感じられたのは瓶の中でも熟成されていたからかな。 やっぱり美味しいお酒は直接酒蔵へ行って買うべきですな。頑張って有限会社北庄司酒造店さんまで行った甲斐がありました。 こちらの有限会社北庄司酒造店さんを知ったのは、少し前百貨店地下の酒屋さんの"ミニ試飲会"ででした。 今思えばよくあの時百貨店の地下に行ったものだと思いますね。 それ以来こちらの酒蔵の味が気に入ってしまい、機会があればとずっと追っかけておりまして、今回やっと又こちらのお酒に出会う事が出来ました(嬉!)。 で、お正月用にと買いましたこの"荘の郷 くみたて"、結局はお正月を迎える前になくなりました・・・。 だって美味しかったんだもん。 ps.H29年の秋の酒蔵祭にもお邪魔ししっかりこのお酒を購入して来ましたが、今年(所謂YB29)のものは香りと甘味、そしてフレッシュ感が一層強くなっており、明らかに去年(所謂YB28)の"荘の郷 くみたて"より完成度が上がっておりました。 お酒の出来はその年によって違う、頭では判っているつもりでしたが、実際に飲んで見て改めてその事を実感致しました。 う〜ん、やっぱり日本酒の世界は奥が深いですね。 使用カメラiPhone6s、aiちゃん撮影。 |
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