"荘の郷 雪香"
これは大阪府有限会社北庄司酒造店さんが造るにごり酒"荘の郷 雪香(しょうのさと ゆきのかおり)"です。
オシャレな活性発泡系は色々飲んでおりますが、本格的な活性発泡系の日本酒らしい?にごり酒は"西条鶴 にごり酒"以来ですな。
と云う事でこれは勿論、生酒の新酒の活性発泡酒(720ml)、季節限定品です!

有限会社北庄司酒造店さんの"酒蔵祭り"の有料試飲で飲んだこのにごり酒が余りにも美味しく、飲んだ瞬間お正月のお酒にしようと早々に買ったものです。

こちらの有限会社北庄司酒造店さんの"酒蔵祭り"で、先ずは有料試飲3杯セットを注文、その中にあった"にごり酒"がとても美味しかったので、別グラスでもう一杯購入。
最初昼酒に戸惑っていたM氏にも熱烈に勧め、既にカオス状態になっていたこの"酒蔵祭り"に染まってきたM氏はあちこちのお店で肴になりそうな物を色々購入し、午前中に酔っ払いが二人出来上がっておりました。
そして遂にM氏が「にごり酒はホンマに美味いな、もっと買って来る。」と人混みの中に消えて行き、程なく帰って来た彼の手には、このにごり酒"荘の郷 雪香"(4合瓶)がありました。
「二人もいるから全部飲んでいけるやろ。」
確かに当日体調も良かったので「やった〜。」とばかりに栓を開けた私達でしたが、この時風上から漂って来る"炭火焼き鳥"の香り(と一酸化炭素)がずっと気になってはおりました・・・。

と云う事で、この久しぶりのにごり酒"荘の郷 雪香"、いつもの儀式をゆっくりと時間を掛けて行ない(心なしか吹き上がりが弱い様な、買ってからちょっと時間を空け過ぎたかな)、しかしグラスに注ぐと元気な活性発泡系のシュワシュワが踊っています。
グラスに顔を近づけると試飲の時の様なフルーティーな香りは余り感じられず少々あせりましたが(買ってからずっと冷やしていたので熟成がされていなかったらしい)が、一口飲むとちゃんとありました。
フルーティーと云うか酸味の強い甘さが口の中に広がっています。
そして強めの炭酸感と同じく強めの(17〜18%ですが)アルコール=添加アルコール含む=により"生のお酒の活きの良さ"が凝縮された、これぞまさに"生酒"と云う感じの味でした。
これは家で頂いた感想ですが、バランスの取れたこの"荘の郷 雪香"はキレも抜群で、ついつい後を引いてしまう・・・、今思えばそれが敗因でした。

"酒蔵祭り"も佳境に入り、お昼もとっくに過ぎていたのでそろそろ帰ろうかと二人して腰を上げ、人混みを後にしたのですが、何かがおかしい・・・。
「Mさんよ〜、真っ直ぐ歩いてないぞ〜。」
「いやいや、お前こそ〜。」
いかん、これは急に酔いが回って来たかなと思いながらもM氏と私は、あっちへふらふら、こっちへふらふら。
確かに体調はいいので、やたら楽しい酔い方なのですが、こうなると自分の家に帰るので精一杯、気が付くと家の玄関で寝ていたそうです(女房談)。
後日、M氏にも話を聞いた所、何とか家には辿り着けたものの、手にしていたはずのお土産の"おかき"はどこへやらだとか。
そんなに無理をして飲んだ訳ではなく(でも結局全部飲んだ様です・・・)、M氏もお酒に強かったはずでしたが、後から冷静に考えるとどうも軽い一酸化炭素中毒になっていた様です。(勿論、飲み過ぎが主ですが・・・)
まあ、忘れ去られた"おかき"には気の毒な事をしましたが(ごめんね、M氏)、いつもは冷静なM氏さえも暴走させた"酒蔵祭り"の雰囲気と有限会社北庄司酒造店さんの造ったお酒の美味しさ、誠に恐るべしでありますな。
次回からは気をつける様に致します。
と云う事で、またお誘いしますんで宜しく!

使用カメラiPhone6s、aiちゃん撮影。

ps.今年(YB29)の"荘の郷 雪香"も去年同様美味しいお酒に仕上がっておりました。
aiちゃんが酒蔵祭で密かに買っておりましたものをクリスマス・パーティーで飲ませて戴きましたが、チキンにとても合いました(笑)。下手なワインより美味しいとは女房談。
因みに精米歩合アルコール度数は変りませんが、細かな処で日本酒度(-2.0)酸度(1.2)アミノ酸度(1.0)と微妙に変っております。
 
<<有限会社北庄司酒造店>>さんへ戻る

<<お酒の棚>>へ戻る